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長期間のクルーズに就航する客船には、
大きく分けて3つの等級があります。

まず、設備も雰囲気もサーヴィスも、そして客層も
「豪華客船」そのものの"Luxury"(ラグジュアリー)。

"Luxury"ほどではないものの、
中級~上級キャビンの居住性が高く、
レストランなどの設備も充実している割に
それほど敷居が高くない"Premium"(プレミアム)。

そして、いわゆる一般大衆向けの"Mass"(マス)。

この分類とはまた別に、小規模ながら充実したサーヴィスと
客層のよさがポイントの"Boutique"(ブティック)や、
主に小回りの利く客船で南極やアラスカ、ガラパゴスなどを訪れて
自然探索を中心に楽しむ"Expedition"(エクスペディション)
と云った種類があります。


 ©  Danila Medvedev
Luxuryの中では日本でも比較的知られている
SILVERSEAの"Silver Whisper"


©  foxypar4
Luxury-Boutiqueの中でも特に高い評価を得ていながら、
日本ではほとんど無名のSeadream Yacht Club(手前)。
奥はPremiumのMSC Cruises(2009年に売却された"Rhapsody"?)
 
© StanTheCaddy
Premiumの中でも料理に定評がある
Celebrity Cruises。


© dkastner
Mass(大衆向け)の代表的存在である
Carnival Cruise Lines。
 "Mass"の場合、

超大型客船主体でキャビン数が多く

(当然内側キャビンも多い)、
こけおどし的な「豪華に見える設備」。
基本料金はそれなりに安いものの
オプションが多くて
船内での支払いが結構多いスタイル。
(北米ではラス・ヴェガス・スタイルと
呼ばれています)

中古船(カー・フェリーからの

改造船の場合も)を使い、
安いのが取り柄のスタイル。

やはり中古船を使い、
主に研修目的での利用が多く、
食事やサーヴィスなど
カー・フェリー並み
(さらに劣る場合も)のスタイル。

と、さらに3種類に分けられます。



実は、日本の旅行会社やマスコミで
一般に 「豪華客船での優雅なクルーズ」
と紹介されたり販売されたりしているものの大多数は、
「飛鳥Ⅱ」や「ぱしふぃっくびいなす」「にっぽん丸」など一部を除いて、
"Mass"のラス・ヴェガス・スタイルなのです。


一般大衆向けの"Mass"自体が悪いと云うのではありません。
問題なのは、"Luxury"や"Premium"のレヴェルを求めていて、
しかもそのレヴェルにふさわしい人々にまで"Mass"を売ろうとする(売っている)
一般の旅行会社やマスコミです。
さすがにクルーズ専門の旅行会社は、違いをわきまえていますが。


また、本来研修目的(一部では洗脳との声も)がふさわしいのに、
観光目的の特に中高年層を多数乗せるだけではなく、
引退寸前のロートル船を使ってトラブル多発。
スケジュールの大幅な遅延が日常茶飯事で、
トラブル処理も下手なために利用者とよく揉めているところに至っては、
もう論外と云ってよいでしょう。


それから、 クルーズをはじめとする海外の船旅についての情報が、
日本ではかなり「操作」されているのをご存じでしょうか。
何しろ国土交通省/観光庁までもが統計を
旅行業界に好都合な内容に見せかけているのですから、
どうしようもありません。



© lorelei
カー・フェリーなのに日本では「豪華客船」とされ、
「クルーズ」扱いされている
Tallink Silja Lineの「シリヤ・セレナーデ」。


その国土交通省/観光庁と旅行業界が「クルーズへの参加」をすすめていますが、
そこでのクルーズとは、あくまでも「日本の旅行会社で取り扱っている」もの。
世界的に評価が高くても、優れていても、便利で人気があっても、
日本の旅行会社で申し込むことが不可能なクルーズは、
おすすめの対象にならないのです。


Project-Lichtenthalでは、
日本の旅行会社との接点がないもしくは少ないために
一般の知名度は低いもののすぐれた内容のクルーズなども、
おすすめしています。
そして、そのかたに適したクルーズや客船、キャビンを厳選して、
アドヴァイスを行っています。



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